Brewpub Têtard Vallée

ブルワーズエッセイ Vol.1 

第二回ブルワーズバトル

 

はじめまして!

この度、エッセイを開始することになりました。

エッセイを始めるにあたって、自由にあった事、考えた事など徒然なるままに記してよい、と言われましたので、お言葉に甘えまして、好きな事を記していこうかと思っております。

 

ビールの造り方や、世界の色々なビールの紹介みたいなマニアックな内容は、とても詳しい本やサイトがありますので、そういう方面にご興味のある方は、そちらをご覧下さい。当エッセイは私にしか書けない内容を随時記していこうと考える所存でございます。

 

さて、この度、テタールヴァレは開店2周年を無事迎えました!

サプライズ人事!テタールヴァレのフロアマネージャーであった、まりな女史が!!正式にストアマネージャーに任命されました。ぱちぱちぱち。とは言っても、特に何かが変わるわけでもなく、今まで通りみんなでお店を盛り上げていきますよー。よろしくお願いします!

 

そして、今回2回目の開催となるブルワーズバトル!

昨年は、Bossこうじ、Docこーだい、新人ブルワーズの三つ巴の戦いでした。

今年は、新人たちが一人立ちし、Bossこうじ、Docこーだい、Redべっち、そして私、Mamaつかさの四つ巴の戦いです。ブルワーそれぞれが造ったビール4種類の中から、お客様が一番気に入ったビールに1票入れていただき、順位が決まる人気投票形式です。最多投票数を得たブルワーが「ヘッドブルワー」の称号を授かります。

ヘッドブルワーの称号をかけて、四人とも渾身の一杯を造り上げました。

それぞれのビールの紹介、ビールへの想いは、Facebookに紹介動画がございますので、詳しくはそちらをご覧くださいませ。

 

私は白の「いつかのヴァイツェン」というビールを出品しました。ヴァイツェンは特有のバナナ香があるのですが、昔オクトーバーフェストで飲んだドイツのヴァイツェンはぷんぷんしていたのに、日本のクラフトビールメーカーの最近のものを飲むと香りが少ない。当店の普段出しているヴァイツェンもバナナ香が控えめ。これは何がそうさせているのか…???

どうしてもバナナ香ぷんぷんのヴァイツェンを造りたかったので、レシピ作成の際、かなり頭を悩ませました(ビール醸造のレシピって何ですが?と時々聞かれるのですが、料理のレシピと同じく、材料の内容や量、それぞれ工程の所要時間や発酵の温度などを記した指示書です)

本を読んでみたり、セミナーに参加したり、ネットサーフィンしたりしながら、なんとなくこれかな?とピンと来た要素を詰め込んで、レシピ作成しました。

そして、かなり実験的な要素も醸造工程に加えました。イチかバチかですよね。失敗したら間違いなく美味しくない、成功したらかなり良い線に持っていける!みんなと互角に戦える!

で、攻めました。

麦汁を作って酵母を入れて、1週間ほどタンクで発酵させてアルコールにしていくのですが、もうドキドキでした。1週間たって発酵タンクから貯酒タンクに移す途中、バナナ香がぷわーんと漂ってきて、ほっとして気が抜けました。熟成もうまくいき、美味しく完成して、今お客様に飲んでいただける商品になりました。

こんな感じで、店内で出す全てのビールを手作りしております。

 

4月22日23日イベント終了後に随時ご用意すると思います。リリースの際はSNS等でお知らせいたしますね!4人のブルワーそれぞれの想いのこもったビール、是非お試しくださいませ。

ご来店お待ちしております!